TOP > In Body
体成分の測定、管理。In Bodyとは?
体成分の測定と管理は、これからの透析治療に重要です
当院では体成分の測定を高精度で行うために、In BodyS10という機器を導入しています。 この装置は、生体に微弱な電流を流すことで、体の体水分量、体脂肪量、筋肉量などを測定することが出来ます。
In Bodyで分かること
- 透析患者様のDW(ドライウェイト)の指標となる体の浮腫み
四肢、体幹の浮腫みを部位別に測定することが出来ます。 - 日々の運動やリハビリなどの効果測定に有用な筋肉量
四肢、体幹の筋肉量を部位別に測定することが出来ます。 - 栄養状態の評価に重要な脂肪量
筋肉量も合わせて経時的に測定することで、痩せた太ったなど、栄養状態の評価を行うことが出来ます。
In Bodyの重要性
例えば、透析患者様の体調を管理していく上で、DWの調整は重要です。 通常は、体の浮腫みや普段の血圧、胸部レントゲン写真での心臓の大きさ、hANPと呼ばれるホルモンを測定するなど、 様々な角度から調整を行います。しかしながら、これらの指標は、加齢や病態の影響を受けて、正確な評価が難しくなる場合があります。 このような場合、In Bodyによる体水分量の測定は重要な指標となります。
また、筋肉量、脂肪量を定期的に測定することは、運動療法や栄養管理など、長期間の観察や、 各患者様に合わせた内容の提供を必要とする取り組みにおいても非常に有用です。
上記のような理由から、In Bodyは、高齢化を迎える透析医療において、大切な役割を持つ装置であると考えています。