人工関節(膝関節)
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部分置換術について

部分置換術は、痛みの原因となっている膝関節のすり減った片側だけを人工関節に置き換える手術です。片側置換術や単顆置換術と呼ばれることもあります。

部分置換型 人工膝関節置換術

【動画で見る部分置換術】

部分置換術のメリット

膝関節の問題が片側だけにある場合、部分置換術が適用できます。部分置換術の場合、全置換術と比べて、小さな人工関節を使うので、骨を削る量や、手術による切開が小さくて済むため、手術後の切開跡はそれほど目立ちません。手術は2時間以内に完了するケースが多く、入院期間は2~3週間程度で(あくまでも目安で、個人差があります)、より早期の回復や社会復帰が期待できます。

片側のみの関節炎

部分置換型 人工膝関節の耐久性

部分置換型の人工膝関節で、手術後、15年たった方のうち、94%(*)以上はよく機能しています。全置換型と比較しても、十分に良い成績が報告されています。

*Price,A.J.;et al.: Long-term Clinical Results of the Medial Oxford Unicompartmental Knee Arthroplasty, CORR No. 435, 2005